夕暮れ時から参道の春日燈籠に灯りが点されます。
また有喜苑に於いて、医療従事者の皆様に感謝の念を届ける為、仏舎利塔を青く照らし出す「ブルーライトアップ」を行い、御信徒様から御奉納頂きました紙燈籠を献灯致します。
有喜苑を道場に柴燈大護摩供を厳修し、疫病退散、罹患者平癒の祈願を始め、御信徒様それぞれの一切の諸願の成就を一心にご祈念申し上げます。
柴燈大護摩供
当山は天平16年(744)、時の聖武天皇の勅命により東国鎖護の祈願所として(疫病や飢饉を仏の力で治めようとした)行基菩薩によって、薬師如来をお祀りしたところから薬王院の名となり開山されたと伝えられ、現在は秘仏として本堂内陣にご奉安をしております。 薬師如来こと「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」は、人々の病や苦悩を取り除き、心身ともに健康を与えて下さる仏さまとして信仰されてきました。 紙灯籠には薬師様のお持ちになっております病気の苦しみを除くという誓願を示す薬壺を描いております。奉納していただきました紙灯籠は仏舎利塔の前にお供えし一日も早い新型コロナウィルスの終息、無病息災、諸願成就の願いを込め仏さまに多くの灯りを点し祈念いたします。