高尾山ブログ 天狗のひとり言


卯月うずうず高尾山


4 月 11

4月11日(火)

「月に叢雲花に風」 桜の咲くころには何故だか雨風がつきもの。

世の中うまくいかないことの多いたとえですが、視点をかえれば・・・。

風が鳴っている。桜吹雪と落ちた花びらが雪のように積もっている。

雨が降っている。真っ白な帯のように花びらが流されてゆく。

価値も無価値もそれ自体に備わっているのではなく、自分で創造するも

のなのかもしれません。

さて、4月に入り高尾山でも行事や催物が増えて参りました。

鼻のむずむずも過ぎて、花も気持ちもうずうずしてきました。

1日(土)には、清滝・琵琶滝・蛇滝において開瀑式が執り行われ、滝行を行う

方々の修行の安全と成就が祈念されました。

8日(土)は仏舎利塔で花まつりの法要が営まれお釈迦様の誕生を祝うと共に、

仏法興隆が祈願されました。

山麓の遥拝社では、「高尾山若葉まつり」の一環として、来山者の安全祈願祭が執り行われました。

「高尾山若葉まつり」は5月28日(日)までの土・日曜日に清滝駅前を中心に

様々なイベントが予定されておりますので、気軽にお越しいただけます。

また、5月31日(水)まで、高尾・陣馬スタンプハイクもスタートしています。

春の高尾・陣馬を満喫しながら、12個のスタンプ制覇を目指して本格的

な登山にチャレンジしてもいいかもしれません。

16日(日)には、お稚児さん達が参道をかわいく練り歩く春季大祭が執り行われます。

お山の桜は、まだまだこれから。春の高尾山で自分なりの楽しみかたを創造

してみてはいかがでしょうか。

天狗の落とし文

肩の力を抜いて 気持ちを切り換える




火渡り祭


3 月 23

3月12日(日)

桃の節句を過ぎて、冬着のままでは少し暑い陽気となってきました。

12日(日)に高尾山に春を呼ぶ『火渡り祭』が執り行われましたので、

写真で振り返ってみたいと思います。

火渡り祭は山伏が各所を法楽しながらの練行で幕をあけます。

不動院で法楽をあげ、祈祷殿を目指す

甲州街道をゆく

祈祷殿にて法楽をあげ、祭場へ

いよいよ儀式の始まり、大祇師を本座へ案内する

各地よりご参集の先達を設けの御席へご案内申し上げる

熾きたばかりの浄火で場内の不浄を焼き尽くす

大地を震わすような床堅の儀式

柴燈護摩で大切な壇木を切り出す作法 神斧の儀式

道場内と自身の魔を断つ寶剣の儀式

各方位へ五本の矢を放つ法弓の儀式

ご本尊様への願いを奏上し、御壇木の御志納者の芳名を読み上げる

清浄無垢の閼伽水をご本尊さまにお供えする

ご本尊様おそばの燈明より浄火を頂き、いよいよ点火

梵天札の御輿を立ち上る煙で加持する

巻き上がる炎に立ち向かう山伏

御信徒の皆様の願いの込められた撫で木を火中に投じる

熱湯を浴び自身の心身を清める湯加持

本日の火生三昧の趣旨をご本尊様に敬白する

清浄払いの後、火生三昧が始まる

灼熱の地面を素足で渡る

足元だけではなく、全身を熱気が覆う

怯むことなく続々と渡る山伏達

山伏に続き、ご信徒の皆様も火生三昧へ

老若男女国籍を問わず多くの方が参加された

渡火を終えへお加持を受けるご信徒。充実した顔でご本尊さまに手を合わせていました。

最後の一人が無事に渡り終えると火渡り祭は終了。時計は16時を回っていました。

東日本大震災の七回忌を迎え、黙祷から始まった火渡り祭。併設の献香台では、

多くの方々が手を合わせていらっしゃいました。

そろそろ自分だけは大丈夫と気が緩む頃でしょうか。火渡り同様火傷に注意です。

天狗の落とし文

慣れすぎない




高尾山そば奉納


2 月 23

2月19日(日)

『春一番』の強烈な風に吹かれ、朝晩の寒さも少しずつ緩んできたのが

実感されます。特に明けの仄仄とした感じが心地よくなってきました。

現在行われている《高尾山冬そばキャンペーン 1/21~3/31》の一環

として『高尾山そば奉納』が執り行われました。清々しい青空のそば日和

の中、麓の参道を打ち立てのそばを奉納する行列が不動院へと向かいました。

おそばは、お不動様の御宝前に奉納され、商店の皆様の商売繁盛・家内安全

をはじめ、山内の安全等が祈願されました。

今年で15回目を迎えた冬そばキャンペーン。名物のトロロの様に今後も末永く

続いて欲しいものです。

なお、薬王院でも平日限定で『冬そば御膳』をご用意致しております。

あたたかいお蕎麦をすするとからだの芯からほっとします。

是非、ホームページ内『冬そば御膳』をご覧下さい。ご来山心よりお待ちしております。

天狗の落とし文

ちょっとの譲歩が 良い関係をつくる




涅槃会


2 月 20

2月15日(水)

2月15日はお釈迦様が入滅されたとされる日にあたります。

お釈迦様の真身骨が奉安されている仏舎利塔と高尾山涅槃図を飾った書院にて

そのご遺徳を偲び、涅槃会の法要を執り行いました。

仏舎利塔での法要の様子。例年、雪が気になる時期ですが、お天気に恵まれました。

高尾山涅槃図を掲げた書院での法要の様子。お香の匂いが部屋一杯にひろがります。

まだまだ、寒い日が続いて背中を丸めて歩きがちですが、ふと見上げる冬の星座の

何億年か前の光が、現在の私たちを照らすお釈迦様の智慧の光のようで身が引き締まる思いです。

天狗の落とし文

甘言に 惑わされない




初甲子・初午


2 月 14

2月6日(月) 12日(日)

2月6日は今年最初の甲子にあたります。高尾山では、この初甲子の日に、

大黒天祭を執り行います。飯縄権現堂横の大黒天の石碑の前に、祭壇を

組み、五穀豊穣・商売繁盛等が祈願されました。

昔からの熱心なご信徒の中には、商いをされている方も多く、クコの枝を

担いで参拝に訪れ、法要の後、茶飯と資本金を授かって行かれます。

また、2月最初の午の日(初午)が今年は12日にあたり、五色旗で飾られた

稲荷社にて、福徳稲荷祭が執り行われました。

初午が日曜日に当たったこともあり、多くの方がお参りの列に並んで

僧侶と共に御祈願下さいました。

全国的な寒波の為か、この数日で高尾山にもにわか雪が降り、

チョコっとですが積りもしました。雪の華が咲いたようです。

山肌を守るには積もった雪がゆっくりと解けていくことが良いそうですが、

ご来山の折には足元にご注意を。

天狗の落とし文

欲に転ばぬよう 遊びに転ばぬよう




春立つ日


2 月 09

2月4日(土)

暦の上では立春。改めて日足が長くなってきたのが実感されます。

時折吹く強い風にまだまだ、身を強ばらせてしまいますが、寒さの

中にも、梅がほころび始めました。年初、御貫首が『温故知新』と

染筆されていました。多くの先人により風に運ばれてくる梅の香が

詠まれていますが、ほんのひと時、足をとめ古へ時間旅行してみる

のもいいかもしれません。

本日は前貫首山本秀順大和尚の御命日にあたり、山内の僧侶・職員

が先師墓地において、御回向を致しました。

墓前で故人を偲び、自身の手本になるような事を思い返せるのなら、

お墓参りも時間旅行のいいお土産となりそうです。

天狗の落とし文

人は勝つことよりも 負けることにより 勉強する




節分会


2 月 08

2月3日(金)

2月に入り高尾山からの眺望絶佳、素晴らしい日が続いています。

スカイツリーも江の島もはっきりと見て取れ、海は陽光に照らされ

きらきらと光り輝いて見えます。『光輝』と言えば節分草の花言葉の

一つですが、伝統の節分会追儺式が執り行われ、「一陽来復」

「諸縁吉祥」「除災開運」が祈願されました。

各界の有名人・著名人や歳男・歳女の方々による「福は内」の

掛け声と共に撒かれた福豆と幸福を受けようと、本堂前には多くの

方がつめかけました。

歳の数だけ豆を食べると、厄を払い、一年を無事過ごせると言われて

いますが、ついつい食べ過ぎてしまうんですよね。

天狗の落とし文

淳和  ~素直で穏やか~




笑う門には福来る


1 月 01

平成29年1月1日(祝)

新春のお慶びを申し上げます。皆様 健やかに新春をお迎えのことと存じます。

高尾山山頂で執り行われた迎光祭。お天気に恵まれたこともあり、ご来光を待つ空気も

例年に比べて穏やか。

厚く棚引く雲に遮られて、じらしにじらして顔をのぞかせた太陽もその後は、

元気よくアッという間に昇り、暖かい日差しを受けて帰路につく人々の清々しい笑顔がとても

印象的でした。

分け隔てなく照らしてくれる太陽のように 笑顔を絶やさないようにしたいのもです。

天狗の落とし文

ライバルは 人を育てて 人を磨く




師走の高尾山


12 月 24

12月24日(土)

12月も2週目を過ぎると境内もお正月を迎えるための準備が始まり、

我々の目を楽しませてくれた紅葉も落ち葉となり、冬支度です。

11日(日)にはJR高尾駅のホームにある天狗像の清掃と法要が行わ

れ、高尾駅で皆さんをお出迎えする天狗様のお顔を磨き、旅客安全等

の祈願がなされました。

13日(火)は山内大掃除。本堂を中心とする諸堂のすす払いを行いました。

18日(日)はおみがき。各お堂内にある仏具を一生懸命に磨きました。

20・21日は星祭りのご祈祷が執り行われました。毎年冬至の日にかけて

行われ、九星をおまつりし、来年の厄災を除き福運を招くご祈祷です。

早いもので、平成28年もあと一週間ほど、振り返ってみて、『しまった、やり残しが…』

とならないよう、穏やかな気持ちで新年を迎えたいものです。

天狗の落とし文

あと一歩 踏ん張れ




成道会


12 月 11

12月8日(木)

師走を迎え、朝の冷たく澄んだ空気が冬の気配を運んできます。

お山を真っ赤に染めたもみじも落ち葉となって、カラカラと音をたて

て風に運ばれていきます。

葉っぱが落ちて日当たりの良くなったせいか、昼間の陽光は暖暖と

心地よいくらいの日なたを作ってくれます。

今日は、お釈迦様が悟りを開かれた日と言われており、これを感謝

し・お祝いする成道会の法要が仏舎利塔にて執り行われ、仏法興隆と

仏道成就の願いを新たにしました。

早いもので今年もあとひと月。

若い頃は季節を駆け抜けていたはずなのに、今じゃもう、季節が駆け

抜けて行ってしまう感覚。だったら、流れゆく季節をしっかり眺めたい

ものです。

天狗の落とし文

人のことを羨ましがらない