高尾山ブログ 天狗のひとり言


秋季大祭


10月 20

10月17日(月)

いちょうの葉も黄色く染まりだし、朝に夕に銀杏の香りが嗅覚を刺激し始めました。

この独特な香りは好みが分かれると思うのですが、意外と暫くすると慣れて、

気にならなくなってしまうものです。

この慣れというもの、慣れ過ぎれば無感動・無関心になりますし、慣れなければ、

毎日が刺激的過ぎます。なかなか厄介な代物です。

さて、毎年10月17日に執り行われる、高尾山秋季大祭ですが、早朝より降り始

めた雨と風の影響で、やむを得ずパレードは中止となりました。

お稚児さんは山上にて衣装に着替え、書院にて洒水加持とお守りを受けて、

健やかな成長が祈願されました。お昼近くには雨も気にならない程度に上がり、

ご本堂では特別開帳大護摩供が有喜苑では柴燈大護摩供が厳修されました。

今日の一雨で紅葉の始まりが目に見えて感じられるようになってきました。

夕焼けがやってくるのも早くなってきました。これらかゆっくりとですが、確実に

艶やかに彩を添えてゆくお山の姿を是非ご覧にお越しください。

天狗の落とし文

信用は最大の財産




第百十一回高尾山信徒峰中修行会


10月 17

10月8・9日(土・日)

第111回目となる信徒峰中修行会が寒露の高尾山で執り行われました。

秋の長雨の残りか、初日は雨降りのスタートとなりましたが、回峰行を中心に

滝行・千巻経・月輪観などが粛々とではありますが、熱気のこもった中で進み

ました。

2日目は朝の勤行・諸堂参拝・作務に始まり、写仏・法話聴聞に加え締めくくりの

柴燈大護摩供を厳修致しました。

高尾山を修行の場として、大自然の中、雨に洗われ風に磨かれ、穏やかな心を

お土産にお持ち帰りになった参加者の方々には、身近な人達にもおすそ分けして

頂きたいと思います。

天狗の落とし文

信頼関係を 築きあげる




第十一期仏舎利塔奉安懸仏総供養法要


10月 02

9月28日(水)

9月は雨降りの日が多く、傘をさしたり、足元を気にしたりで、空を

見上げることも景色を眺めることも忘れていたかもしれません。

いつのまにやら気の早いもみじが紅く染まり始めています。そんな事に

気付く穏やかなお天気のなか、第十一期仏舎利塔奉安懸仏総供養法要

が有喜苑にて執り行われました。

お釈迦様との尊いご縁を結ぶ掛仏を奉安されたご信徒の皆様にお集まり

頂き、お釈迦様の聖骨と共に、ご供養の香華を手向けました。

天狗の落とし文

つらいこと 苦しいこと 嬉しいこと 色々あるのが人生です