高尾山ブログ 天狗のひとり言


高尾山信徒峰中修行会


8 月 28

     8月24・25日(土・日)

 

 

 

 

     真夏の高尾山に一泊し当山独自の滝行をはじめ、

     月輪観・写経・法話の聴講等を実修する第百四回

     高尾山信徒峰中修行会が90名以上の参加者を

     集め執り行われました。

     滝行を終え薬王院を目指す一行。

     本堂にて御貫首御導師のもと、千巻経。外は暮れてゆく。

     静まり返った室内で写経に没頭する。

     冨岡宥心先生によるご法話 「修行の功徳を日常へ」

     当山執事御導師による柴燈護摩供で修行を締めくくりました。

     天狗の落とし文

            善意は 報酬を 求めない




霊峰富士第七箇度登拝修行⑥


8 月 13

     7月24日(水) 最終日

 

 

 

 

     深い深い霧。山頂を見上げようにも白い霧が覆っている。

     8合目を出発してからだいぶたつ。高山病か頭もクラクラ

     してきた。ここからさらに登ると思うと心が折れる。

     だめだ・・・限界だ・・・、ハッ 夢か~。

     深夜から登り始め、空気の薄さと冬のような寒さが体力

     を奪う。風も厳しい。山頂へと続くヘッドライトの光の行列

     が白い霧のなかに一筋の道しるべとなる。

     山頂まであと少し。

     勾配のきつい石段を登りきると開けた場所にでる。

     山頂は人で埋め尽くされていた。

     人々が「おめでとう」と互いの健闘を称えあう。

     やっと山頂だ。感動と達成感がじわじわと心に押し寄せて

     くる。

     あいにく天候は悪くご来光は拝めそうになかった。

     あたりに霧がたちこめる中、お鉢巡りに出発。

     目指す剣が峰は日本一高い3776m。油断大敵、山頂

     なのにまた登る。一度緩めてしまった心。足が重い。

     砂浜のような登り坂に足をとられながらも、やっとの

     思いで、日本一高い地上に立った。

     下界は霧で見えないが苦労して登った達成感だけで

     満足だった。     富士山頂奥宮を参拝後、すぐに下山となった。

     足を滑らせながらの下山は登山よりも負担が大きい。

     降りしきる雨の中、なんとか5合目まで下山した。

     帰りのバスの中、これまでの道中を思う。歩いて2日間

     かかった道のりもバスではたったの2時間。

     流れる景色を見ながら、丸太のような足をさする。

     道中を共にした皆さんと自分の足に「ありがとう」

     天狗の落とし文

             当たって くだけろ




霊峰富士第七箇度登拝修行⑤


8 月 13

     7月23日(火) 四日目

 

 

 

 

     眼前に広がる下界の景色。昨日までは景色を眺める

     余裕もなかった。

     5合目から先はガイドさんが付き、呼吸を整えながら

     登る。

     標高2700m。ガイドさんの絶妙なペースのお蔭で、

     空気の薄さはまだ、実感出来ない。

     ここら辺りから切り立った岩場が続く。緑もほとんど

     目にしなくなった。

     手をつき、這いつくばるようによじ登る。余裕が消える。

     ようやく岩場を登りきると、標高は3000m。

     空気の薄さを感じ、深呼吸の回数も増える。

     高山病は今のところ大丈夫。

     15時過ぎには8合目の元祖室に到着。

     御来光を拝む為、明日は午前1時に出発とのこと。

     ああ眠りたい。でも、寝床が狭くて・・・眠れない・・・

     明日は長い1日になりそうだ。

     天狗の落とし文

             驕れる心は 捨てないと




霊峰富士第七箇度登拝修行④


8 月 13

     7月22日(月) 三日目

 

 

 

 

     北口本宮富士浅間神社にて、道中安全と修行の無事

     成満を祈願し、次の目的地である、吉田胎内に向かう。

     胎内巡りは経験者の話を聞くと、とにかく狭いとのことで、

     途中で抜けられなくなる恐れがあった。

     心配しながらも吉田胎内に到着。

     ヘルメットを装着して、いざ胎内巡りへ。

     深い闇に入口からビビる自分。皆に煽られる様に中へ

     と進む。

     奥に進むほど、ひんやりとした寒さに包まれる。空間

     が広くなったところで、ヘッドライトを消し、法楽。

     地上に向けて、別の道を行く。進むにつれ狭くなる道。

     天井に頭をぶつけながらも、這うように進む。

     外界の光が差し込んで、出口まであと少しのところで、

     つっかえる。難産。「やばい、抜けられない!」

     無理やり身体を捻って、なんとか這い出した。

     一人だけ全身どろどろ・・・。

     ≪プライマルスクリーム≫人生で一番の苦しみは、

     生まれるときだという。泣きながら生まれてくる赤ちゃん

     の気持ちが分かった気がした。

     十界修行も始まった。穀断・水断・・・。これまでの道中

     で一番キツイ。

     食べられないのは耐えられても、飲み物は我慢出来ない。

     流れる汗。山道を登るにつれ、咽喉の渇きが増し、

     疲労感も増す。つらい…ツライ・・・辛い!

     1時間以上にも感じられた水断は、日頃の自分を戒める

     には充分だった。

     水断が終わり、咽喉から身体中に沁みわたる水は、

     その大切さを身体の内から刻み込んだ。

     5合目につき、宿泊場所の佐藤小屋さんが見えてきた。

     安堵。

     しかし、明日は更にキツイのだろうか。

     天狗の落とし文

                苦難に 負けない




霊峰富士第七箇度登拝修行③


8 月 07

     7月21日(日) 二日目

 

 

 

 

                雛鶴神社の森の中を歩く私の前に現れたのは、なんとも心細い

     木の橋だった。

     一人また一人と順調に渡る中、橋が真っ二つに折れる光景が

     脳裏をかすめる。

     そんなコントみたいなことある訳がないと思いつつも、一歩一歩

     と進むたびギシギシと音を立て軋む橋。

     大きな体のわりに、小心な自分が情けない。

     森を抜けるとまた、アスファルト道。土の気持ちよさを実感した。

     照りつける日差しに、笠が欠かせない。もちろん日焼け止めも。

     富士吉田に入り、もう少し・もう少しと自分に言い聞かせる。

     夕刻が近づくにつれ、疲労度もピークに。

     小室浅間神社からは旗を掲げながら歩く。

     足の疲れと腕の疲れ。残るは気力のみ。

     宿泊先の大国屋さんが見えてきた。

     <早く休みたい!>こんなにも・こんなにも強く思ったのは、初めて。

     明日からの富士登山が不安になった。

     天狗の落とし文

             円満に 朗らかに




霊峰富士第七箇度登拝修行②


8 月 07

     7月20日(土) 一日目

 

 

 

 

     善勝寺に着く頃には、自分を支える足腰の不安は消えていた。

     高尾山上発足式から一丁平~城山と歩き、思った以上に快調

     な自分の足に少し自信が出てきた。練習の成果か。イケそうな

     予感。

     雲が太陽を遮る、歩くにはもってこいの天気。

     柔らかな山道から硬いアスファルトに変わり、歩いて富士山まで

     行くということが現実味を帯びる。いや現実だ。

     上がったり下がったりの片田舎の道。

     世間は夏休み。雲っていようが暑いものは暑い。

     滴る汗が目に染みる。

     サポートカーによる補給が有り難い。

     今までの人生でこんなに長距離を歩いたことはない。

     歩けた自分に驚いた。

     温泉につかりながらそんな事を思ったが、今は疲れを取るのが

     優先。

     また明日も歩くのだから

     天狗の落とし文

              力強く 生きる




霊峰富士第七箇度登拝修行①


8 月 07

      第七箇度の富士登拝修行も

     お陰様で無事に全員が成満

        することが出来ました。

        今回初参加で皆の心配を一身に

     受けながら、全行程を

        負けないで帰ってきた本堂職員に揺れる重い想いを日記

        にして頂きました。

     7月19日(金)高尾山 前行

        清々しいほどの晴天に、これから始まる修行への気持ちが

        昂ぶる。

        興奮と期待と不安が混在する中、柴燈護摩の作壇を終え、

        琵琶滝へ。

        主管からご指導頂き、いざ入滝。

        心と身体を清める・・・

        身体は琵琶滝の清らかな水を浴びることにより、心は

        『南無大聖不動明王』と唱える(叫ぶ?)ことにより。

        いつ以来だろうか、こんなに大声を出したのは。

        少し喉がが痛い。

        滝行のお陰だろうか、少し不安だった心が和らいだ。

        まだ、始まりの高尾山。本番は明日から。

     天狗の落とし文

     思い上がりの心を捨てる




子供やまぶし体験修行会


8 月 06

     8月4日(日)

 

 

 

 

     夏は子供たちの成長が目に見えて実感できる季節。

     そして、夏山は修行にもってこいです。

     高尾山子供やまぶし体験修行会が行われ、今年も

     約90名の子供たちが集まりました。

     振り分けられた班では、見ず知らずの子ばかりだった

     と思いますが、その辺りはさすがです。

     6号路を琵琶滝に向かって歩いているうちにあっという

     間に仲良くなっていました。

     琵琶滝では、滝行を体験しました。滝場の独特な雰囲

     気に子供たちも真剣。

     プールに入るような感覚の子は一人もいませんでした。

     滝行を終えると、琵琶滝コースを通って薬王院まで、

     わっせと登ります。

     境内では、お楽しみのソフトクリームを頂き、本堂にて法楽。

     お腹ペコペコの子供たち、本坊にて『精進カレー』をペロリ

     とたいらげていました。

     食事の後は、腕輪念珠作りです。みんな思い思いの念珠を

     作っていました。

     楽しい時間はあっという間、柴燈護摩に出発の時間です。

     柴燈護摩供では、優しい山伏の厳しく真剣に祈る姿が

     護摩の炎と共に、子供たちのこころに焼きついたのでは

     ないでしょうか。

     一生懸命形にした腕念珠は、一人ひとり護摩の炎でお

     加持し、気持ちを込めました。

     帰りはケーブルカーを利用して下山。山麓の不動院にて

     修了式が行われ、修了証とともに、協調性・勇気・思い

     やりのこころをお持ち帰り頂けたのではないでしょうか。

     参加してくれた子供たちお疲れ様でした。

     子育て四訓(作者不明)に・・・

     乳児は肌を離すな

     幼児は肌を離せ 手を離すな

     少年は手を離せ 目を離すな

     青年は目を離せ 心を離すな   とあります。

     お父さんお母さん、今日一日お子様の手を離して

     みて、いかがでしたでしょうか?

     天狗の落とし文

 強くなるのは なんのため みんなと仲良くするため