高尾山ブログ 天狗のひとり言


柴燈護摩供~宮古市田老~


3 月 23

     3月11日(月) 追記

 

 

 

 

     岩手県宮古市田老地区で執り行われた追悼の行事を

     もう少し詳しくお知らせします。

 

     田老地区曹洞宗常運寺での犠牲者慰霊法要の様子。

     「万里の長城」と呼ばれる大防潮堤の上を行列する一行。

     田老観光ホテルでの供養と修祓の儀。田老地区では約180名の方

     が犠牲に。

     高尾山主の名代として祇師を務める薬王院法務課長。高尾山からは

     3名の僧侶が出仕。

     全国から約50名もの僧侶が集まりました。

     岩手教区智山派青年会武田秀山会長による、参拝者一人ひとりへの

     お加持。

     写真の背景には公園と思えない景色が広がっています。

     改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致すと共に、被災された

     方々の心身ともに安心となることを願います。合掌。

     天狗の落とし文

          志あれば いつでも 再出発は できるはず




ひとりの祈り みんなの祈り


3 月 23

     3月11日(月)

 

 

 

 

     少し時間を遡って、3月11日の東日本大震災の3回忌法要の

     お話をしたいと思います。

     震災から丸2年が経ちました。高尾山では、14時30分から

     梵鐘をならし、御貫首御導師のもと、護摩修行に参加された

     御信徒もそのまま本堂に残り、山内職員も参加し、皆で犠牲

     者のご冥福を祈りながら、14時46分を迎えました。

     同じ頃、高尾山とも復興支援等でご縁のある岩手県宮古市

     田老地区でも追悼行事が行われました。田老地区だけでも、

     約180名の方が亡くなったそうです。そのご遺族ら500名近く

     の方がご参列のなか、全国から集まった約50名の僧侶に

     よって、犠牲者の鎮魂と復興祈願の柴燈護摩供が厳修され

     ました。前日の火渡り祭後すぐに、高尾山の僧侶も岩手に

     向かい参加いたしました。

     「今回法要に参加出来て良かった。気持ちがあっても、自分

     だけではなかなか…」と本堂での法要後に話していた方が

     いました。同じ気持ちの方は多いと思います。

     16日(土)に篤志の方のご助力もあり、高尾山有喜苑内に

     東日本大震災物故者の供養塔が建立されました。

     塔の内部には、犠牲者の御名前を記した名簿が納められて

     おります。高尾山に御来山の折には、是非、お手を合わせて

     いって頂ければと思います。

     亡くなった方を弔うということは、残された人と向き合うことで

     もあります。「月日が経つのは、あっという間だが、時間は止

     まったまま」と言う被災者のコメントをニュースで聞きました。

     震災から丸2年が経ちました。地震や津波自体はどうする事も

     出来ません。誰が悪いわけでもありません。

     しかし、震災から丸2年が経ちました。

     いつまで、被災地を「被災地」と被災者を「被災者」と呼ぶので

     しょうか。それは、地震や津波のせいではなく、そろそろ、私達

     一人ひとりの責任かもしれません。

     天狗の激励

     「一人ひとりの祈りは小さいけれど、束になって大きな力

      になる。やがて天に届き、生きる力として皆様の胸に

      戻ってくる」

     




春 お彼岸


3 月 21

     3月20・21日(祝・木)

 

 

 

 

     空の青さと、風に運ばれる匂いが春らしくなってきました。

     遠くから眺めれば、春の息吹が山全体を包み、もやもや

     としてきました。(もやもやが良い表現か微妙ですが…)

     お彼岸中の20日は、御貫首をはじめ山内僧侶・職員で、

     お墓参りに先住墓地へ行きました。

     ご縁日でもある、本日21日は、大師堂横の延命地蔵尊

     の法要が執り行われました。

     今年は、桜の開花も早めのようです。境内の桜の開花

     情報や新緑情報も順次HPにアップする予定です。

     天狗の落とし文

        悩みが有ると 周りが見えなくなってくる




火渡り祭


3 月 14

     3月10日(日)

 

 

 

 

     「煙霧」という言葉を初めてしりました。麗かな陽気でしたが、

     空の色を変える程の風が吹く中、御貫首を大導師にお迎えし、

     火渡り祭が執り行われました。

     儀式を始めるにあたり、丸二年になる東日本大震災の犠牲

     者の方々へ会場にいる全員で鎮魂の祈りを捧げました。

     参加者はそれぞれの願いだけでなく被災地への想いを合

     わせて、火渡りの修行に臨んだのではないでしょうか。

     儀式は古式に則り進められます。

     床堅

     神斧

     宝剣

     法弓

     願文

     点火

     火渡りの為の道をつくります。熱さのピークかもしれません。

     御信徒の皆様が納めた撫で木を投じます。

     熱祈を続ける御貫首。

     湯加持

     清浄払い

     火渡り

     今年は、風も強く燃え上がった火柱が大きくうねり、火の粉が

     飛び散り、祭場内を焦がすようでした。

     写真撮影の為、結界の内に入っていたのですが、その熱気で

     カメラが熱せられ、ゴムの部分が溶ける程でした。自分は炎か

     ら逃れるように移動できましたが、持ち場のある山伏は逃げら

     れません。太鼓を打っていた山伏の方へ炎が向かったとき、

     そばにいた山伏が身を挺して守っている姿や御貫首の太刀持

     ちをしていた少年までもが身じろぎもせず、役目を全うしていた

     のが印象的でした。

     山伏の数名は渡火を終えるやその足で、3月11日の震災法要

     の為、岩手県宮古市へ向かいました。

     が、それはまた、別の機会に。

     天狗の落とし文

               強さの中に 優しさも 備える     




初甲子大黒天祭


3 月 02

     2月27日(水)

 

 

 

 

    初甲子にあたる今日、御貫首御導師もと大黒天祭の法要

    が執り行われました。

    まだ、うっすら雪が残っているので、立っているとつま先が

    冷えてくるようでしたが、多くの御信徒がお集まり下さいま

    した。

    3月に入り、春一番も、すごい勢いで吹きました。

    3月10日(日)には、高尾山に春を呼ぶ、火渡り祭が執り行

    われます。皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。

    天狗の落とし文

               本気が大事