高尾山ブログ 天狗のひとり言


ヒット祈願


3月 22

     3月21日(水)

 

 

 

 

     飯縄様の御縁日である、本日21日。

     歌手の北山たけしさんが新曲のヒット祈願に御来山されました。

     12時30分の御護摩に参加後、本堂前にて、御貫首からヒット

     祈願のお札を受け取られ、奉納の歌として、新曲を披露されま

     した。

     新曲は「流星カシオペア」北へ向かうカシオペア号と男の悲哀

     を歌った曲でしたが、北の夜空に燦然と輝くカシオペア座の「W」

     ひっくり返せば山にも見える、北の空に山、北に山、、、北山は

     考えすぎでしょうか。

     本人も仰ってましたが、所謂、ど演歌ではなく、「北へ北へ北へ」

     のフレーズが耳に残るとても聞きやすい曲でした。

     北山たけしさんご本人も、肩の力が抜け、成熟してきたように

     見えましたが、どうでしょうか?

     是非、みなさんの耳で確かめてみて下さい。

     天狗の落とし文

               聴く耳を持つ




お彼岸


3月 20

     3月20日(祝)

 

 

 

 

     暑さ寒さも彼岸まで。高尾のお山も春らしくなって

     参りました。

     今日は、お彼岸のお中日です。御貫首をはじめ、

     山内の僧侶・職員で歴代住職の墓地へお墓参り

     にいきました。

     通勤の折、浄心門のあたりで鳥のさえずりが聞

     こえるようになりました。

     春暁、眠たい時期ではありますが、眠い目をこす

     って、春の息吹を感じに来てみては如何でしょう

     か?

     天狗の落とし文

      他人への善は めぐりめぐって 自分へかえる




火渡り祭


3月 13

     3月11日(日)

 

 

 

 

     お山を包む空気が柔らかくなってきました。まるでお山が

     微笑んでいるようです。

     髙尾山に春を呼ぶ、火渡り祭が古式にのっとり厳修され

     ました。

     心配された雨もあがり、儀式の始る13時頃には麗らかな

     お天気となりました。

     大導師である御貫首の入場と共に、火渡り祭の始まり

     です。

     高尾山の山伏による儀式が、厳かに進められます。

     火切加持

     床堅

     神斧

     宝剣

     宝弓

     願文

     閼伽

     点火

     梵天加持

    燃え上がる炎、外し忘れた時計の金具でやけどしそうなります

     炎に向かいながら、渡火の道を作ります

     寺宝の刀を手にする御貫首

     皆様が納めた撫で木を投入します

     湯加持

     火生三昧表白

     清浄祓い      

     火生三昧

     御信徒火渡り

     前日のTV放送の影響もあってか、多くの御信徒が火渡り

     の修行に参加されました。

     最後の御信徒が渡火を終えた頃には、16時頃となってお

     りました。

     加えて、本日は3月11日ということもあり、東日本大震災

     からちょうど、1年となります。火渡りの修行と合わせて

     多くの方が、殉難者の冥福を祈り、被災地の復興と国土

     の安穏を願う一日となりました。

     自ら省みて、この1年にどんな意味があったのでしょうか。

     前に「心が変われば、行動が変わる」と書きました。

     この1年、何が出来たでしょうか。

     すこしは強くなれたでしょうか。

     すこしは優しくなれたでしょうか。

         天狗の落とし文

            心は やわらかく 柔軟に