高尾山ブログ 天狗のひとり言


納札・星供・ダイヤモンド富士・お餅つき


12月 25

     12月25日(日)

 

 

 

 

     「もういくつ寝るとお正月~」と言う事で、今年の日めくりも

     残すところあと僅かとなりました。

     19日(月)には山麓の祈祷殿にて、納札の柴燈護摩が厳

     修され、皆様がお納めになった古いお札をお焚き上げい

     たしました。

     21日(水)には大北斗祈祷会が開白され、冬至にあたる

     22日(木)の早朝に結願となりました。

     星供曼陀羅を御本尊として、御信徒の皆様の無事息災

     を祈り、悪事・災難から逃れることを星に願いました。

     23日(祝)は夕方、高尾山山頂にダイヤモンド富士を見

     に出かけました。冬至の前後に山頂から富士山を望む

     と、夕日が富士山の真上から沈む様子がダイヤモンドの

     指輪の様に美しく見えます。残念ながらこの日は、いい

     男を前に、富士山が恥ずかしがって雲に隠れてしまって

     いました。秋もでしたが、個人的に、なかなか富士山を

     拝めませんでした。

     本日25日(日)は、お餅つきです。餅は餅屋ということで

     山麓有喜堂の社長にお手伝いいただき、朝から150kg

     のもち米を蒸しました。いい匂いが漂ってきて、いよいよ

     お正月を迎える気分になります。

     餅は山内の各所にお供えするため約90組つくりました。

     御貫首がついた、出来立てのお餅は、大根おろし・納豆

     きなこと絡めて職員で頂きました。

 

    天狗の落とし文

           自分の道を まっすぐに




おみがき


12月 17

     12月16日(金)

 

 

 

 

     すす払いに続き、快いお天気のもと、おみがきが行われ

     ました。

     今年も大勢の方に御参加頂き、本堂や本社の仏具を丁

     寧に磨き上げました。

     昨年もピカピカに磨いたはずなのに、一年であっという間

     にくすんでしまいます。

     先日の高尾駅の天狗像の清掃の折、天狗像の制作者

     の先生が当時、先代の山本御前に聞いた話として「お

     みがきとは衆生のこころの垢を落とすことなんです」と仰

     っていたそうです。

     自ら省みて、はたして昨年の自分のこころより今の自分

     のこころはきれいになっているのでしょうか?

     年末になって、慌ててそんな事を考えているようでは、

     ダメですね・・・。

     しかし、今年はまだ、終わりではありません。まだ、

     あと2週間あります。

     19日(月)には、納札供養の柴燈護摩が21日から

     22日にかけては、星まつりの祈祷会もあります。

     あと少しの2011年をもう少し大切に過ごしましょう。

     天狗の落とし文

               日々に 悔いなく




すす払い


12月 14

     12月13日(火)

 

 

 

 

     穏やかなお天気のなか、歳末恒例のすす払いが執り行われ

     ました。

     夏のすす払いから半年も経っていないのに、本堂の屋根裏に

     は既にすすがごっそりと溜まっています。

     選抜メンバー(体重制限により)が屋根裏に入り、護摩壇付近

     の天井上からすすを落とします。

     天井から降るすすが一段落したら、下にいるメンバーは、ハタ

     キで仏具や額のすすを落とします。

     外では天狗のお面や二王門もきれいにします。

     ご本堂がきれいになるのと反比例して自分の顔が真っ黒にな

     ります。

    ブルーシートの上には落ちてきたすすが積もっています。

    仕上げの雑巾がけで、大掃除の終了です。

    最近は、整理整頓・片付けの本がベストセラーになっているよう

    ですが、年末はのんびり中掃除くらいで済ませたいものです。

    が、例年通り今年も、ときめく大掃除になりそうです。

    天狗の落とし文

             飾らずに 自分らしく




JR高尾駅天狗像清掃


12月 13

     12月11日(日)

 

 

 

 

     今年もJR高尾駅の3・4番線ホームにあります、天狗像の

     清掃と法要が執り行われ、天狗像にご縁のある方にお集

     まり頂きました。

     製作者の大成先生にもお越し頂き、制作当時の苦労話な

     どの貴重なお話をおうかがいすることが出来ました。

     制作時、膝を壊しながらの作業だったようで、「私の膝を奉

     納したんだよ」と冗談半分でおっしゃってました。

     法要は10:30から始まり、当山僧侶御導師のもと執り行

     われ、駅構内の安全・運行の安全や旅客の安全が祈願さ

     れました。

     新春の初詣・臨時列車などでお越しの際は、きれいになっ

     た天狗像を是非ご覧下さい。

 

     天狗の落とし文

              見栄など張らない

          




十七回忌法要


12月 10

     12月9日(金)

 

 

 

 

     当山中興第三十一世大僧正秀順大和上の第十七回忌法要が

     執り行われました。

     初雪が紅葉を白く染める中、成田山・川崎大師の御両山の御

     貫首猊下をはじめ親族の方々・法縁・法類寺院の諸大徳・当

     山役員の方々にご参列頂きました。

     法要は成田山新勝寺御貫首の橋本照稔猊下大導師のもと

     厳かに営まれました。

     お斎の席では、皆さんそれぞれ山本御前の思い出話をなさ

     れ、その人柄を懐かしんでおられました。

     気が付けば、外は雪からの反射が眩しいくらいの良いお天気

     になっていました。

 

     天狗の落とし文

         笑顔があって 泪があって 色々あって 人生楽し




成道会


12月 10

     12月8日(木)

 

 

 

 

     仏舎利塔前のもみじもその葉を落とし、数日前とは天地がさかさまに

     なったようです。

     今年は紅葉が遅かったようで12月に入っても境内のもみじが楽しめ

     ました。ぱっと見、渋い色のもみじが多かったように見えましたが、根

     本に起って日差しを透かすように見上げると、赤・橙・黄・緑色が鮮や

     かにうかびあがります。お陰で葉っぱの裏側をみる楽しみができまし

     た。翌9日が雪だったことを考えると、この日が今年最後の秋だった

     のかもしれません。

     そんな中、仏舎利塔にて成道会の法要が御貫首御導師のもと執り

     行われました。

 

     天狗の落とし文

              苦労は人生の花である