高尾山ブログ 天狗のひとり言


夏の高尾は天狗がいっぱい。


8 月 13

2010年8月13日(金)

 

 

 

    お盆休みに入り、高尾山にも朝からたくさんの方々がお越しになっています。

   

    特にこの時期は、お子様の姿が多くみられ境内は賑わっております。

 

 

     薬王院の山門をぬけるとすぐにある大小天狗像、迫力ある天狗さまの前で

    

    記念撮影をする姿をよくみかけます。札所前のおみくじには“恋”や“開運”

 

    など楽しみがいっぱいです。

   

 

    「高尾山の天狗伝説をたどる」と題した京王電鉄さん主催のポスター。

 

    山内には天狗にまつわるパネル展や、天狗イラスト展などを

 

    開催しております。この夏、天狗を探しに出かけてみてはいかがですか。

 

 

    仁王門をぬけるとすぐ正面が薬王院の大本堂。山頂へ向かう人も

 

    御本尊さまの前で合掌。

 

    急ぐとも、止まって一礼ご本尊

 

     高尾山オリジナルの有機栽培茶「天狗力茶」。登山の疲れを癒すさっぱり

 

     とした味わいが人気です。(境内 自動販売機にて購入できます。)

   

     

 

       8月1日(日)より、手軽に精進料理を楽しんでいただこうと、

    夏の「小天狗膳」が始まりました(~8/31まで)

    看板が出ている日は、ご予約なしでご案内いたしております。

    午前11時から受付を開始いたしまして、午後12時30分頃には、

    完売してしまうことも・・・。

    普段はなかな入ることが出来ない大本坊でのお食事となります。

    バテた体にも食べやすい、おそばを中心としたメニューとなってお

    ります。疲れた体と心を癒す高尾山と精進料理、ぜひ御来山・御

    賞味ください。詳しくは、ホームページをご覧ください。

 

 

    人生の道しるべ

 

    お陰さま 全てのものに支えられている自分を知ろう

    




霊峰富士第四箇度登拝修行⑦


8 月 11

七月七日(水)七夕

「富士登拝修行成満」

八合目 元祖室から髙尾山まで

 

 

 

 

    0時30分起床。残念ながらの雨でした。

    下着も重ね着し、合羽も装備完了。富士山の寒さを甘くみていた訳

    ではないが、それでも寒い。

    真っ暗闇の中、山頂目指して出発です。

    ご来光に合わせて山頂に着くようにゆっくりとしたペース。

    高山病にならない様、こまめに休憩、しっかり深呼吸。

    天気は悪化の一途、雨脚も強くなり、風もビュービューです。

    あまりの寒さのため、休憩で立ち止まるのが苦痛でした。例えるなら、

    大晦日の髙尾山で雨・風にあった寒さ。

    歩き始めて15分もしないうちに、まさかの頭痛。寒さで鼻水が出てる

    が、ものの15分で風邪をひくわけもなく、充分過ぎるほどに深呼吸を

    して歩いてきたのに、ココまで来て高山病かよと絶望的な気持ちで歩

    きました。

    程なくして休憩の折、後ろを振り返ると、後続の人たちのヘッドライトが

    眼に入りました。もしやと思い、ヘッドライトのゴムを緩めると案の定…

    大正解でした。馬鹿ですねぇ。。。

    暗闇と寒さで周りをみる余裕もなく、ひたすら歩く、右足、左足と。

    もうそれしか考えていなかったというか、考えられなっかたというのが

    正直なところです。歩くことに集中しないと心が折れそうな時間で、

    今回の修行で個人的には一番きつかった場面でした。

    どこを歩いているのかなどまったく分からない中「鳥居がみえたぞ!

    もうすこしだ!」の声が。胸突八丁の急坂がどこだったのかも分から

    ない中、石段を登り、ついに山頂の浅間神社奥宮に到着。

    誰からともなく、そこらじゅうから、おめでとうの声が響き、固い握手

    が交わされていました。

    休憩の後、浅間神社奥宮にて、世界平和を祈って法楽。今回、参加

    出来なかった方々の御名前もしっかりと読み上げました。偶然、この

    場にいたであろう方々も一緒に手を合わせている姿をみて、とても尊く、

    素敵なことだと思いました。

    一旦、風雨をしのげる場所へ移動し、ご来光を待ちましたが、残念な

    がら断念。

    雪の為、半周しかお鉢巡りは出来ないとのことでしたが、気持ちを切り

    替え、剣ヶ峰を目指しました。

    剣ヶ峰では、皆、寒さも忘れ、思い思いに記念撮影をしてました。    ご来光を見ることは叶いませんでしたが、まばゆいばかりの皆の笑顔

    をみると、感謝の気持ちが溢れてきます。日本一の高い所で「ありが

    とう」と叫びました・・・こっそりと。

    再び、奥宮へ戻り、ご来光を拝みながらの万歳が出来なかったので、

    視界がよくなったこともあり、眼下に広がる美しい景色に向かって、

    叫ぶ言葉はもちろん、、、「いやませどし~」

    下山道も雪で塞がれており、来た道を戻ります。この頃には、雨も上

    がり、ちらりと太陽が顔をのぞかせたりもしました。着てきた合羽は

    暑いくらいです。

    八合目元祖室に戻り朝食後、五合目小御嶽神社を目指し出立。小

    石に足をとられるも、皆、足取りは軽やかです。これから、山頂を目

    指して登る人を激励しつつ、お世話になった山小屋の方々にお礼を

    しつつの下山となりました。

    下りながら、「ここで休憩したなぁ」とか「ここでお昼をいただいたなぁ」

    などと、考えていると、あっという間に、六合目の登山安全指導セン

    ターに到着。たった一日前のことが、昔のように感じられるのは、それ

    だけ密度の濃い時間を過ごしてきた証だと思います。

    一息いれた後、旗を立て、列を整え出立。

    小御嶽神社の手前では、秀峰会の方々がお出迎えしてくれていました。

    皆様から「お疲れ様」と声をかけていただき、今回の修行がとても有意

    義であったという思いが倍増いたしました。

    昨日からここまで、先頭に立って無事に一行を導いてくれた、ガイドさん

    ともここでお別れ。

    「山伏さんがみんなの登山の安全を祈願してくれているんだよ」とすれ

    違う人みんなに声を掛けていたのが印象的でした。

    秀峰会の方々と合流し、小御嶽神社を正式参拝し法楽。

    そこで昼食をいただき、長めの休息となりました。

    五合目から麓の北口本宮冨士浅間神社までは、バスでの移動となり

    ました。バスに乗り込む前に降り出した雨は麓に着く頃には、本降り

    になっていました。そんな中、浅間神社の入口にて御前様にお出迎え

    を頂き、そのまま本殿へ向かい参道を進みました。

    2日前に歩いた参道も違った景色に見えました。なにより修行者一行

    の凛とした姿は、雨のせいだけではありませんでした。全員が本当に

    カッコよかったです。

    本殿の中に上がらせて頂き、法楽と正式参拝。無事に富士山に登れ

    たことに感謝しました。

    再び、バスに乗り込み髙尾山に向け出発。車内では皆、疲れからか、

    感慨深いのか、静まりかえっていました。

    祈祷殿に到着するも雨の為、柴燈護摩は中止に。祈祷殿にて法楽、

    御前様に無事帰ってきたことを報告し、労いのお言葉を頂戴しました。

    最後のひと踏ん張り、不動院へ向かい、法楽、先達より、締めのお言葉を頂き、    第四箇度霊峰富士登拝修行は無魔成満いたしました。

    修行はまだまだ終わりじゃないと言わんばかりの、滝行の様な土砂

    降りの雨の中でした。

 

 

    本日の歩数:25136歩         累計歩数:146025歩

 

 

    




「霊峰富士第四箇度登拝修行」⑥


8 月 08

7月6日(火)

「十界修行成満」

五合目 佐藤小屋から八合目 元祖室まで

 

 

 

 

     a.m8:30 八合目へ向け、佐藤小屋を出発。

    お世話になった山小屋の皆様にお礼と法楽。

    今日からは、ベテランのガイドさんも同行です。歩くペースと休憩の

    判断はガイドさんにお任せとなりました。

    5合目を過ぎると緑も段々と少なくなり、それに比例して空気も薄く

    なってきた気がします。

    八角堂の日蓮上人を参拝し、六合目の登山安全センターにて休憩。

    天気は晴れたり、靄がでたりでしたが、常に蒸し暑いといった具合。

    ガイドさんのペースはとてもゆっくりで、休憩も小まめにありましたので、

    呼吸を整えながら歩き、休憩の時は、しっかり深呼吸をして、高山病

    にならないように、体を順化させることを意識しました。

    七合目トモエ館に到着。大黒天の前で法楽。富士山には大黒天を

    お祀りしているところが多いようです。トモエ館で場所をお借りした上、

    お茶のご接待も頂き、早めの昼食となりました。

    いよいよここからは、本格的な岩場を登ります。ちょうど遠足の小学生

    が下りてくる時間と重なり、狭い岩場で譲り合い。ふと見上げれば、

    月が出ています。おもえば、ここまでの道のりで夜空を見上げる余裕

    はありませんでした。

    太子館に到着。中に上がらせていただき法楽。仏教を手厚く保護した

    聖徳太子は神変菩薩同様に、修験道でも大切な存在として、敬って

    いるそうです。

    日本一の富士山にもなんとやまびこポイントがありました。

    何に反射するかといえば、山頂に向かって右手に広がる岩場でした。

    ガイドさんの指差す方向に向かって、皆で叫びました。

    叫ぶ言葉は当然決まってます。「いやませどし」。見事に、こだまし

    たのを聞くと拍手と歓声があがりました。

    この辺りには、左手に「蓬莱亀岩」と呼ばれる亀の形をした、岩が

    デンと構えており、右手の岩場の中に残る雪の上には、見事なシュ

    プールが描かれておりました。

    3000mを越えると空気もヒンヤリとしてきます。白雲荘でご接待

    頂いたコーヒーは格別でした。

    白雲荘から元祖室までは、すぐでした。元祖室のご主人にご挨拶。

    引き続き、冨士山天拝宮にて法楽。この後、なんとなくアダルトチ

    -ムと自称ヤングチームの二班に分かれて烏帽子神社内に上がり

    ました。

    十界修行の締めくくりです。昨日までに六凡の修行と云われている

    六つの修行をいたしました。四聖の行と云われる

    四諦(声聞)・十二因縁(縁覚)・六度(菩薩)・正勧請(仏)の修行を残す

    のみです。

    中に入ると、一同神妙な面持ちで、空気も張り詰めています。

    自分の鼓動や唾を飲む音がやけに大きく聞こえます。

    法楽をあげ、先達より御宝号を授かります。

    例にならって、皆で、声を揃えてお唱えします。

    次に仏の智慧を表す道冠帽を被らせていだだき、ご神鏡に映る自分

    の姿を見ます。そして自分自身が仏であると体験し、仏である自分

    の顔を最初に自分の眼でまじまじと見て、その表情を焼付け、何を

    感じるかというものでした。鏡を見るたびに、この時の自分の顔を思

    い出だし、今回の修行で得たものを思い返すことでしょう。

    続いて、先達より宝印を授かります。先達を見よう見まねで、遅れな

    いようについて行きます。

    立ち上がり、腕で何かを抱きしめるかのようなポーズをとり、横を向

    きます。身体全体を使って“バン”という梵字を表現します。

    “バン”は大日如来を意味する梵字だそうです。

    身も心も隅々まで仏となった修行者に先達より、今回、富士山にて

    自身が悟る為の修行をしてきましたが、富士山を下りてからも他の

    人をも悟りに導くことが同様に大切であるとのお言葉を頂戴いたし

    ました。

    最後に法螺をたて十界修行成満となりました。

    烏帽子神社から出てきた修行者はみんな清々しい、穏やかな顔を

    していました。

    前半の六凡の修行とは、心の修行であったと思います。そして、

    後半の四聖の修行は、悟りの修行だと思いました。

    山小屋では、先が見えてきた安心感からか来年の話もでたりして

    いました。

    明日は、いよいよ山頂を目指します。夜中の出発に備えて、早め

    の就寝となりました。風雨がそこまで来てるのを知らずに・・・

 

 

    本日の歩数:3440歩       累計:120889歩

 

 

    最終回「富士登拝修行成満」につづく

    

    

    

  

 

    

    

    

 

 

 

 

    

 

 

 

 

    




火のまつり -火渡り祭・花火ー


8 月 05

2010年7月31日(土)

 

 

 

 

     火のまつりとは山伏が修行する「火渡り祭」と八王子の夜空を彩る

 

     「花火」の2大イベントで、毎年この時期に行われています。

 

 

 

 

    

    火渡り祭は、高尾山御本尊飯縄大権現の衆生救済の御誓願に基づき、

 

        真言密教加持の極致である御護摩(浄火により災厄を祓う火の行)を

 

        修行することにより、世界平和、息災延命、災厄消除、交通安全、

 

        身上安全等を祈念するもので,大祇師である大山御貫首の力強い

 

    修法の許、執り行われました。

   

 

 

 

    

    大勢の山伏が祈りを捧げ、願いを込めた「なで木」を炎に投げ入れ、

 

     

    修行を積んだ髙尾山の山伏が火を渡ります。

 

 

    

 

       

    一般の方々も行事に参加され、お母さんと一緒に渡るお子様や

 

    浴衣姿の方など、約400人の方が赤々と残る火の上を渡りました。   

 

 

 

     午後7時より打ち上げられた花火が八王子の夜空を彩るたび

 

     球場のスタンドからは歓声が上がっていました。

  

     

 

    火のまつりも無事終了し、八王子の暑い夏はまだまだ続きそうな気配の

 

    熱い夜でした。

 

 

    人生の道しるべ

 

 

    善とは後味のよいもの