高尾山ブログ 天狗のひとり言


9月1日(火) 4日目-後編-


9月 01

富士山5合目~富士山本8合目

天気:晴れ 人数:26名

 「胸突。ー後編ー」

 

小休止の後12時50分出立。

 

これより先は「胸突」とよばれる

 

富士山の中でもきつい岩場にへばり付くように登る。

 

 

本8合目の元祖室に着いたのは13時40分。

 

元祖室脇には烏帽子岩神社があり、

 

この場所は富士山中興身禄尊師が入定なされたとされる場所である。

 

 

烏帽子岩神社の中に入れていただく修行者。

 

 

法楽・碑伝の奉納を済ませ、14時までしばしの休憩。

  

一人一人への心温まるご接待もいただいた。

 

 

だいぶ酸素も薄くなってきたこともあり、

 

酸素缶を口にあてている参加者も増えてきた。

 

草花も少なくなり、残すは宿泊先でもある

 

本8合目のトモエ館までの道のりだけである。

 

 

宿泊場所が見えてきてからは

 

一同の顔にも元気が溢れかえってくる。

 

 1人として高山病・事故・けが等にあうことなく

 

無事、本8合目トモエ館に着くことができた。

 

 

到着早々、山小屋にて法楽・碑伝の奉納を済ませる修行者。

 

 

午後から出てきた日差しを一身に浴びながら、

 

見下ろす景色が山頂目前まで

 

登って来たことを実感させる。

 

 明朝は3時出立のため、夕食を済ませ

 

他の登山客の雑音も気にならないのか、

 

疲れすぎていたのか、早くに就寝となった。 

 

 

     いよいよ翌日が最終日となることが

 

    嘘のような静かな夜であった。

 

 

 

 




9月1日(火) 4日目-前編-


9月 01

富士山5合目~富士山本8合目

天気:晴れ 人数:26名

 「胸突。ー前編ー」

 

山の天候はいたって穏やか、

 

登拝にもってこいの1日の始まりであった。

 

この日から同行いただく山岳案内人さんに挨拶をいただき、

 

8時佐藤小屋を出立。

 

 

一行は山先さんのペースに合わせゆっくりと歩みを進め、

 

深呼吸する程度の休憩をマメにとる。

 

 

富士山特有のザラザラとした足場に苦戦させられる。

 

すでに標高は2300メートルを超え酸素の薄さを徐々に感じてくる。

 

 

7合目トモエ館の先は岩場との戦いが待っている。

 

富士山の噴火で溶岩が流れ出し、

 

時間とともに冷やされ出来た岩場はごつごつとしており、

 

大きさもかなりのものであるため、

 

皆一歩一歩足場を確認しながらゆっくりと進んでいく。 

 

 

 朝の眩しいほどの日差しも雲の中に隠れ、

 

歩きやすい時間も度々あった。

 

 

いくつもの岩場を越えると7合目太子館に到着。

 

小休止にて深呼吸を繰り返すことにより、

 

身体が富士山の酸素の薄さに慣れ

 

高山病になりづらくなるとのことである。

 

 

太子館では聖徳太子がお祀りされており、

 

中にお招きいただき法楽・碑伝の奉納をさせていただいた。

 

 

 

   これより先は「胸突」とよばれる富士山の中でも

 

   きつい岩場が待ちかまえている。