高尾山ブログ 天狗のひとり言


火渡り祭


3 月 23

3月12日(日)

桃の節句を過ぎて、冬着のままでは少し暑い陽気となってきました。

12日(日)に高尾山に春を呼ぶ『火渡り祭』が執り行われましたので、

写真で振り返ってみたいと思います。

火渡り祭は山伏が各所を法楽しながらの練行で幕をあけます。

不動院で法楽をあげ、祈祷殿を目指す

甲州街道をゆく

祈祷殿にて法楽をあげ、祭場へ

いよいよ儀式の始まり、大祇師を本座へ案内する

各地よりご参集の先達を設けの御席へご案内申し上げる

熾きたばかりの浄火で場内の不浄を焼き尽くす

大地を震わすような床堅の儀式

柴燈護摩で大切な壇木を切り出す作法 神斧の儀式

道場内と自身の魔を断つ寶剣の儀式

各方位へ五本の矢を放つ法弓の儀式

ご本尊様への願いを奏上し、御壇木の御志納者の芳名を読み上げる

清浄無垢の閼伽水をご本尊さまにお供えする

ご本尊様おそばの燈明より浄火を頂き、いよいよ点火

梵天札の御輿を立ち上る煙で加持する

巻き上がる炎に立ち向かう山伏

御信徒の皆様の願いの込められた撫で木を火中に投じる

熱湯を浴び自身の心身を清める湯加持

本日の火生三昧の趣旨をご本尊様に敬白する

清浄払いの後、火生三昧が始まる

灼熱の地面を素足で渡る

足元だけではなく、全身を熱気が覆う

怯むことなく続々と渡る山伏達

山伏に続き、ご信徒の皆様も火生三昧へ

老若男女国籍を問わず多くの方が参加された

渡火を終えへお加持を受けるご信徒。充実した顔でご本尊さまに手を合わせていました。

最後の一人が無事に渡り終えると火渡り祭は終了。時計は16時を回っていました。

東日本大震災の七回忌を迎え、黙祷から始まった火渡り祭。併設の献香台では、

多くの方々が手を合わせていらっしゃいました。

そろそろ自分だけは大丈夫と気が緩む頃でしょうか。火渡り同様火傷に注意です。

天狗の落とし文

慣れすぎない




涅槃会


2 月 20

2月15日(水)

2月15日はお釈迦様が入滅されたとされる日にあたります。

お釈迦様の真身骨が奉安されている仏舎利塔と高尾山涅槃図を飾った書院にて

そのご遺徳を偲び、涅槃会の法要を執り行いました。

仏舎利塔での法要の様子。例年、雪が気になる時期ですが、お天気に恵まれました。

高尾山涅槃図を掲げた書院での法要の様子。お香の匂いが部屋一杯にひろがります。

まだまだ、寒い日が続いて背中を丸めて歩きがちですが、ふと見上げる冬の星座の

何億年か前の光が、現在の私たちを照らすお釈迦様の智慧の光のようで身が引き締まる思いです。

天狗の落とし文

甘言に 惑わされない




初甲子・初午


2 月 14

2月6日(月) 12日(日)

2月6日は今年最初の甲子にあたります。高尾山では、この初甲子の日に、

大黒天祭を執り行います。飯縄権現堂横の大黒天の石碑の前に、祭壇を

組み、五穀豊穣・商売繁盛等が祈願されました。

昔からの熱心なご信徒の中には、商いをされている方も多く、クコの枝を

担いで参拝に訪れ、法要の後、茶飯と資本金を授かって行かれます。

また、2月最初の午の日(初午)が今年は12日にあたり、五色旗で飾られた

稲荷社にて、福徳稲荷祭が執り行われました。

初午が日曜日に当たったこともあり、多くの方がお参りの列に並んで

僧侶と共に御祈願下さいました。

全国的な寒波の為か、この数日で高尾山にもにわか雪が降り、

チョコっとですが積りもしました。雪の華が咲いたようです。

山肌を守るには積もった雪がゆっくりと解けていくことが良いそうですが、

ご来山の折には足元にご注意を。

天狗の落とし文

欲に転ばぬよう 遊びに転ばぬよう




節分会


2 月 08

2月3日(金)

2月に入り高尾山からの眺望絶佳、素晴らしい日が続いています。

スカイツリーも江の島もはっきりと見て取れ、海は陽光に照らされ

きらきらと光り輝いて見えます。『光輝』と言えば節分草の花言葉の

一つですが、伝統の節分会追儺式が執り行われ、「一陽来復」

「諸縁吉祥」「除災開運」が祈願されました。

各界の有名人・著名人や歳男・歳女の方々による「福は内」の

掛け声と共に撒かれた福豆と幸福を受けようと、本堂前には多くの

方がつめかけました。

歳の数だけ豆を食べると、厄を払い、一年を無事過ごせると言われて

いますが、ついつい食べ過ぎてしまうんですよね。

天狗の落とし文

淳和  ~素直で穏やか~




笑う門には福来る


1 月 01

平成29年1月1日(祝)

新春のお慶びを申し上げます。皆様 健やかに新春をお迎えのことと存じます。

高尾山山頂で執り行われた迎光祭。お天気に恵まれたこともあり、ご来光を待つ空気も

例年に比べて穏やか。

厚く棚引く雲に遮られて、じらしにじらして顔をのぞかせた太陽もその後は、

元気よくアッという間に昇り、暖かい日差しを受けて帰路につく人々の清々しい笑顔がとても

印象的でした。

分け隔てなく照らしてくれる太陽のように 笑顔を絶やさないようにしたいのもです。

天狗の落とし文

ライバルは 人を育てて 人を磨く




師走の高尾山


12 月 24

12月24日(土)

12月も2週目を過ぎると境内もお正月を迎えるための準備が始まり、

我々の目を楽しませてくれた紅葉も落ち葉となり、冬支度です。

11日(日)にはJR高尾駅のホームにある天狗像の清掃と法要が行わ

れ、高尾駅で皆さんをお出迎えする天狗様のお顔を磨き、旅客安全等

の祈願がなされました。

13日(火)は山内大掃除。本堂を中心とする諸堂のすす払いを行いました。

18日(日)はおみがき。各お堂内にある仏具を一生懸命に磨きました。

20・21日は星祭りのご祈祷が執り行われました。毎年冬至の日にかけて

行われ、九星をおまつりし、来年の厄災を除き福運を招くご祈祷です。

早いもので、平成28年もあと一週間ほど、振り返ってみて、『しまった、やり残しが…』

とならないよう、穏やかな気持ちで新年を迎えたいものです。

天狗の落とし文

あと一歩 踏ん張れ




成道会


12 月 11

12月8日(木)

師走を迎え、朝の冷たく澄んだ空気が冬の気配を運んできます。

お山を真っ赤に染めたもみじも落ち葉となって、カラカラと音をたて

て風に運ばれていきます。

葉っぱが落ちて日当たりの良くなったせいか、昼間の陽光は暖暖と

心地よいくらいの日なたを作ってくれます。

今日は、お釈迦様が悟りを開かれた日と言われており、これを感謝

し・お祝いする成道会の法要が仏舎利塔にて執り行われ、仏法興隆と

仏道成就の願いを新たにしました。

早いもので今年もあとひと月。

若い頃は季節を駆け抜けていたはずなのに、今じゃもう、季節が駆け

抜けて行ってしまう感覚。だったら、流れゆく季節をしっかり眺めたい

ものです。

天狗の落とし文

人のことを羨ましがらない




秋季大祭


10 月 20

10月17日(月)

いちょうの葉も黄色く染まりだし、朝に夕に銀杏の香りが嗅覚を刺激し始めました。

この独特な香りは好みが分かれると思うのですが、意外と暫くすると慣れて、

気にならなくなってしまうものです。

この慣れというもの、慣れ過ぎれば無感動・無関心になりますし、慣れなければ、

毎日が刺激的過ぎます。なかなか厄介な代物です。

さて、毎年10月17日に執り行われる、高尾山秋季大祭ですが、早朝より降り始

めた雨と風の影響で、やむを得ずパレードは中止となりました。

お稚児さんは山上にて衣装に着替え、書院にて洒水加持とお守りを受けて、

健やかな成長が祈願されました。お昼近くには雨も気にならない程度に上がり、

ご本堂では特別開帳大護摩供が有喜苑では柴燈大護摩供が厳修されました。

今日の一雨で紅葉の始まりが目に見えて感じられるようになってきました。

夕焼けがやってくるのも早くなってきました。これらかゆっくりとですが、確実に

艶やかに彩を添えてゆくお山の姿を是非ご覧にお越しください。

天狗の落とし文

信用は最大の財産




第百十一回高尾山信徒峰中修行会


10 月 17

10月8・9日(土・日)

第111回目となる信徒峰中修行会が寒露の高尾山で執り行われました。

秋の長雨の残りか、初日は雨降りのスタートとなりましたが、回峰行を中心に

滝行・千巻経・月輪観などが粛々とではありますが、熱気のこもった中で進み

ました。

2日目は朝の勤行・諸堂参拝・作務に始まり、写仏・法話聴聞に加え締めくくりの

柴燈大護摩供を厳修致しました。

高尾山を修行の場として、大自然の中、雨に洗われ風に磨かれ、穏やかな心を

お土産にお持ち帰りになった参加者の方々には、身近な人達にもおすそ分けして

頂きたいと思います。

天狗の落とし文

信頼関係を 築きあげる




聖天堂開扉法要


9 月 20

9月10・11日(土・日)

年に2日だけ開扉される聖天堂の法要が執り行われました。

両日ともお天気には恵まれ、毎年必ずこの日にお越しになる信者さん、

偶然にも居合わせた参拝者やハイカーの方々も僧侶と共に手を合わせ、

尊いひと時、それぞれの祈りを奉げたのではないでしょうか。

天狗の落とし文

甘やかす言葉 誰をも 駄目にする