高尾山ブログ 天狗のひとり言


第五箇度富士登拝修行 その④


7 月 29

2011年7月9日(土)

 

 

 

 

 

     8合目~山頂~北口本宮富士浅間神社~高尾山

     最終日、午前1時に山頂を目指し出立。8合目・9合目ともなると

     傾斜も強まり、場所によっては岩に手をつきつつ、転ばないよう

     細心の注意を払いながらひたすらに登りました。

     午前3時45分、ついに山頂に到着。富士山頂浅間大社奥宮前

     にて世界平和を祈念しての法楽。山頂に到着した達成感も相ま

     って、一段と力強く感じました。

     ご来光を拝することは残念ながら出来ませんでしたが、怪我も

     なく無事に山頂まで来られたこと、また、共に登らせて頂いた大

     先輩の僧侶の方に「よくやった。頑張ったな」と声を掛けて頂き、

     心から嬉しく思え、大きな充実感を得ることができました。

     お鉢巡りの後、砂地の下山道を下ります。5合目では大山登拝

     をして来た秀峰会の方々と合流し、小御嶽神社にて法楽。

     昼食後、2日ぶりの北口本宮富士浅間神社へ。そこでは、なん

     と御貫首にお出迎えを頂き、労いのお言葉を頂戴し、胸が熱く

     なりました。

     ここで、北口本宮富士浅間神社様と合同で、東日本大震災復興

     祈願祭が執り行われ、双方の力強い祈りの声が響き渡り、厳粛

     な祈願祭となりました。

     なかなか観ることが出来ないであろう巫女さんの舞を拝見するこ

     とも出来ました。

     高尾山に戻ると、祈祷殿にて執事長御導師のもと柴燈護摩が厳

     修されました。     引き続き不動院に場所を移し、お出迎え頂いた方々の見守るなか法楽。

     執事長から温かいお言葉を頂き、富士登拝修行を無事に成満することが

     出来ました。

     今回、私が無事成満出来ましたのも、事務局の皆様をはじめ、

     多くの方々の支えがあってのことです。

             本当にありがとうございました!

 

    天狗の落とし文

 

    真の幸福を得る人は感謝の心を持っている人です




第五箇度富士登拝修行 その③


7 月 29

2011年7月7日(木)

 

 

 

 

     ここからは、筆者バトンタッチしてお話いたします。

     北口本宮富士浅間神社~8合目元祖室まで

     7月7日 いよいよ富士山に入峰いたします。北口本宮富士浅間神社

     において、登拝安全・道中安全・無魔成満の御祈祷を受け、お神酒を

     頂きました。必ず成満し無事に帰ってくるぞと、自らの心に強く誓いま

     した。

     天気は曇りで、さほど暑くはありません。「慚愧懺悔六根清浄」の掛

     け声に、参加者全員が声を合わせて登ります。道中何度も唱えた

     この言葉は、たんなる掛け声以上に、呼吸を整え、気持ちを静め、

     背中を後押ししてくれました。

     富士山の山頂を目指すなかで、胎内修行、十界修行といった修験道

     独特の修行も体験いたしました。滅多に体験出来ることではないです

     ので、僧侶の言葉のひとつひとつも聞き漏らさないに必死で身体に

     刻み付けました。

     夕方には、5合目の佐藤小屋に到着。夜になると風が強くなり小雨が

     降り出しましたが、翌日の天気は快晴。日差しもさほど強くなく、快い

     風のふく登拝日和となりました。

     8日からは山岳ガイドが付き、ガイドさんの指示に従い小まめに深呼吸

     をしつつ、ゆっくり8合目を目指しました。風に運ばれてきた雲に包まれ

     「これぞ最高のマイナスイオン」と話す人も。

     十界修行も成満し8合目の元祖室に到着。翌朝のご来光に向け、夕方

     5時には早めの夕食をとり、0時まで仮眠となりました。

     

    天狗の落とし文

 

    成功は人のやらない努力の積み重ね




第五箇度富士登拝修行 その②


7 月 29

2011年7月5日(火)~7月6日(水)

 

 

 

 

     薬王院~富士吉田市大国屋まで

      朝4:00起床。日の出前の薄暗い中でのお勤めでした。

     御貫首御導師の御護摩は、初体験でしたが、ロウソクの灯りと

     僧侶の読経と太鼓の音は、えもいわれぬ雰囲気があり、御本尊

     飯縄大権現様を強く感じました。

     奥の院の裏にある浅間社にて発足式を行い、道中の先達が御貫

     首から梵天袈裟を預かり、いざ出発。

      熱く硬いアスファルトに慣れてきた頃に昼食。上野原にお住まい

     の職員さんから、沢山のおにぎりとお漬物をご接待頂きました。

     この日は日差しが強く、道中、沢山の汗をかいていたので、お塩

     の効いたおにぎりとお漬物は、身体が欲していたらしく、最高に美

     味しかったです。朝早くから作って頂いたと思うと感謝の気持ちで

     一杯になりました。出発の際、挨拶がわりに交わした、がっちりと

     した握手は一生忘れないです。

     道々のお寺や神社に法楽をしながら本日の宿である中央館に到着。

     夕食では食べきれないほどの食事を頂き、また近くの温泉にも入る

     ことができ、精神的にも肉体的にもリフレッシュする事ができました。

      二日目、まずは雛鶴神社を目指します。雛鶴神社からは、山道を

     歩くことになりました。途中、一人ずつしか渡れない程の丸太橋や

     急勾配の坂があり、撮影係でもあったので、良い撮影ポイントだと

     思い、夢中でシャッターをパシャリ。

     都留付近では、市街地を歩くため、下校中の小学生や道行く人に

     声を掛けられました。「頑張って」と言われると、給水ポイントのごと

     く体力が回復しました。

      富士吉田市に入り、富士山に近づくと、なだらかな登り坂が続き

     ます。

     小室浅間社から二日目の宿の大国屋までの道のりで、高尾山

     修験道の旗を持つように言われました。突然のことで、驚きと共に

     緊張感と責任と本当に自分が持ってよいのかという思いが合わさ

     ったような気持ちになりました。しかし、旗を託された以上この役目

     を全うしようと強く思いました。大きな失敗もなく大黒屋に到着。

     夕食のメニューで私の好物がでてきて、ここまで頑張ったご褒美だ

     と思いました。

 

    天狗の落とし文

 

    短気は失敗のもと




第五箇度富士登拝修行 その①


7 月 29

2011年7月4日(月) 

 

 

 

     本年で五回目を迎えた富士登拝修行も魔事なく成満となりました。

     毎回、ご好評を頂いております、富士登拝日記を本年も参加者の

     方にお書き頂きました。

 

     前行~薬王院まで

      今回、初めて富士登拝修行に参加させて頂きましたが、入山して

     日の浅い自分にとっては、これから修行をする者としての心構えど

     ころか、今思えば、その緊張感すらなかった様に感じます。

     しかし、いざ修行が始ると僧侶の方々の真剣さがひしひしと伝わり、

     自然と一生懸命になっていました。

      高尾山内での前行の話から始めたいと思います。

     8:30に不動院に集合の予定。しかし、緊張の為か8:00に到着。

     参加者の方々が集まったところで、祈祷殿に移動し柴燈護摩の準

     備をし、その後、琵琶滝にて水行となりました。滝にうたれること自

     体が初めての経験でしたので、不安が募ります。いざ滝の内に入

     ると身体は震え、頭の中は真っ白の状態でした。大きな声で「南無

     大聖不動明王」とお唱えすることで、気持ちが引き締まり、頭もハッ

     キリとしてきました。滝から出た際は邪気が洗い流された感覚にな

     り、爽快な気分となりました。

      滝行を終えると不動院に戻り、昼食。初対面の方も多く静かな昼

     食となりました。昼食を終え、柴燈護摩に備え初めて山伏の姿に

     着替えました。初めてきる衣体に呆然としていると、まわりの僧侶

     の方々が丁寧に教えてくれました。明日からは自分一人で着られ

     ないと、迷惑が掛かるので必死で覚えました。

     自分にとって初めての柴燈護摩修行は執事長御導師のもと執り行

     われました。生唾を飲む音が周りに聞こえるのではないかという位

     緊張しておりましたが、覚えたての般若心経を必死で唱えました。

     自信がなかったこともあり、声が小さかったことが反省点です。

      その後、不動院で法楽をすませ薬王院へ向けて、一号路を登りま

     した。「慚愧懺悔六根清浄」の掛声とともに登ります。写真と撮られ

     たり、かっこいいと言われたり注目を浴びましたが、修行という事を

     頭に入れ、自分自身を見つめながら一歩・一歩足を進めました。

     金毘羅社、神変堂、御本堂と法楽したがら薬王院に到着。大玄関

     では多くの僧侶の方にお出迎えを頂きました。

     先輩の職員の方には、「これからが大変だから頑張れ」と言われ、

     経験者の言葉は重く、身が引き締まる思いでした。

 

    天狗の落とし文

 

    節度は大切に